5 青山 美代子(あおやま みよこ)

★プロフィール

年齢   

不詳

住所 名古屋在住の豊川人
会員番号 NO.12(?) 

その他

忘れた頃にやってくる、幽霊会員NO.1。

稽古回数ではいつまで経っても新参者。

裏磐梯にて(お水端でボーと景色を眺めていた私似の見返り)。

★自己紹介

 自他共に認める「道に迷う天才」、青山です。青山家は一家揃って方向音痴、これも遺伝か、と思いきや、家族に共通したある性癖に気が付いてしまいました。地図は滅多に持ち歩かない。その割には知らない所に行きたがる。細い道は特に好き。根が楽天家。つまり、「好奇心旺盛+楽天的性格」が、道に迷う才能を助長していたのですね。私はこれに「信号待ちが嫌い」が加わり、自転車があれば怖いものなし、とばかりに行動範囲を広げるので、高校生活では、入学式の帰り道、早速道に迷ったのを皮切りに、帰り道で迷うこと3回。旅先でも、嵯峨野で高所恐怖症の友人に吊り橋を渡らせた揚げ句に山越えをさせるなど、「迷子」逸話には事欠きません。しかし、友人曰く「帰巣本能は発達してるよね」というわけで、周りの人にも恵まれて、野宿することなく無事に帰り着いているため、未だに懲りるということを知りません。道に迷うことを楽しんでいる嫌いもあり、これがそのまま私の人生を象徴しているような気がします。困ったものです。 
 この悪癖は舞台上でも発揮され、よく「真っ直ぐ目的地に行ってください」と注意されます。元々、完璧とは縁遠い私のこと、不惑の聖人や神様よりも、迷い、傷つき、悩む不完全な人間達をこよなく愛し、「天女や神様は嫌い」と我が儘宣言をしたため、何故か修羅物を多く舞うようになってしまいました。そこに人間ドラマがあれば、つい、感情移入してしまうのが私の性。きっと、シテその人になりきって思い悩み、あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてしまうのでしょうね(なんて訳はありません。単に怠け者故に舞を覚えきれず、自信の無さが無駄な動きになって現れているだけです)。 
 能の知識もない癖に、いつの間にやら「能」の迷路に踏み込んでいた私。超人的な帰巣本能を持つ身としては、「いつか、自分の舞を舞えるようになりたい」なんてところに終着点を置いてみたりするのですが、そんな日はこないでしょうね、永遠に。 

★穂高先生からの一言

 NHKの「おじゃる丸」というアニメ番組にでてくる “ いつか少女マンガで一発当てようとしている、 うすいさちよ 28歳独身様 ” にとても似ている方です。日頃はスミの方であまり存在感を示さない人ですが、舞台上では、しっかりと存在感を示す人です。不思議なのは、いつ稽古をしているのだろうかとということ。 もう少し稽古に来て下さい。

★次回の会員

次回は、錦見理恵子さんです。

【筆者のひとり言】

 白状すると、稽古場以外で稽古したことはありません。稽古不足で本当に申し訳ありません。…と、低姿勢なのはここまで。この「うすいさちよ」って、私とは似ても似つかないキャラクターじゃないですか。自分では、性格的にはコルネリウス・ファン・ベルルだと思っているんですけど。あっ、でも、一歩間違えればジョセフ・バルサモかな?

ちなみに、コルネリウス・ファン・ベルルもジョセフ・バルサモもA・デュマの小説中の人物(ジョセフ・バルサモは実在した謎の多い人物です)です。]

 

 

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